関西でも3本の指に入る難易度を誇る神戸大学。実際に過去問を見てみても「何をすれば良いかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか?
このページでは、実際に神戸大学に合格者も出した高校生専門塾シードタイムズが、過去5年間の神戸大学の化学の入試傾向を紹介し、目標点数や対策、おすすめの参考書などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください!
このページでは以下のような疑問を解決できます↓
- どんな問題が出題される?
- 難易度は?
- おすすめの参考書は?
- 対策は何をすれば良い?
このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてみてください!
神戸大学のレベルを解説した記事はこちら↓

神戸大学 化学の配点・出題分野
まずは神戸大学の化学の配点や出題形式を見てみましょう。
試験時間:60分(2科目120分)
75点満点
過去5年の大問別の出題形式は以下の通りです。[ ] 内は配点です。
2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 2019 | |
---|---|---|---|---|---|
大問Ⅰ | 理論[19] | 理論[19] | 理論[19] | 理論[19] | 理論[18] |
大問Ⅱ | 無機[19] | 無機[19] | 無機[19] | 理論[18] | 理論[19] |
大問Ⅲ | 有機[19] | 有機[19] | 有機[18] | 有機[19] | 有機[19] |
大問Ⅳ | 高分子[18] | 高分子[18] | 高分子[19] | 高分子[19] | 高分子[19] |
毎年ほぼ同じ大問構成と配点になっていますね。
神戸大学 化学の難易度・目標解答時間
2023年度入試の大問毎の難易度と目標解答時間の目安は以下の通りです。
2023年度の場合 | 難易度 | 目標解答時間 |
---|---|---|
大問Ⅰ(理論) | やや難 | 15分 |
大問Ⅱ(無機) | 標準 | 15分 |
大問Ⅲ(有機) | 難 | 15分 |
大問Ⅳ(高分子) | 標準 | 15分 |
特に2023年度は大問Ⅰと大問Ⅳに、教科書では習わない知識を用いる問題が出題されました。
また、大問Ⅲの構造決定は神戸大学の例年の出題レベルから見るとかなりハイレベルな問題となっていました。
とはいえ、神戸大学の化学では毎年ハイレベルな問題の出題がちらほら見られます。
こういった難題では差がつかないので、得点できる必要はありません。
他の問題はあくまで基本~標準問題ばかりですから、そういった問題で落とさない事が何よりも重要になっています。
神戸大学 化学の目標得点率
こちらの記事で詳しく解説していますが、共通テストの点数がボーダー得点率と同じとした場合、神戸大学の二次試験での最低得点率は50%~60%ほどです。

なので、化学が得意な人は7割、化学が苦手な人でも5割を目標点数として過去問演習をしましょう。
また、先ほども述べましたが、目標得点率からみても完璧を目指すのではなく「解ける問題から解いていく」意識が重要になることが分かります。
神戸大学 化学の傾向と対策&おすすめの参考書
難易度:標準
解答時間:1科目60分、2科目120分
①まずは「重要問題集」などの標準的な問題集を周回して、基本的な暗記と計算問題を定着させましょう。
中には難問も出題されていますが、それよりも基本問題を得点できるようにした方が得策です!
②化学は計算力が非常に重要な科目です!試験時間内に解き切れるよう、普段から電卓などを用いず素早く計算する練習をしましょう。
③理論は気体・熱化学方程式などが、有機は構造決定が頻出です。どちらも繰り返し練習すれば必ず得点できる分野なので、1冊決めた問題集を繰り返し解きましょう。
また、構造決定は「化学の新演習」に問題が多く収録されているため、集中的に対策したい人にはおすすめです。
④高分子分野は差がつきやすい分野ですが、神戸大学では毎年出題されています。特別難しい問題は出題されないので、しっかり基本事項を確認するようにしましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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