関西でも3本の指に入る難易度を誇る神戸大学。実際に過去問を見てみても「何をすれば良いかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか?
このページでは、実際に神戸大学に合格者も出した高校生専門塾シードタイムズが、神戸大学の国語の入試傾向を紹介し、目標点数や対策、おすすめの参考書などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください!
このページでは以下のような疑問を解決できます↓
- どんな問題が出題される?
- 難易度は?
- おすすめの参考書は?
- 対策は何をすれば良い?
このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてみてください!
神戸大学のレベルを解説した記事はこちら↓
目次
神戸大学 国語の配点・出題形式
まずは神戸大学の英語の配点や出題形式を見てみましょう。
試験時間:100分(経営学部は80分、海洋政策学部は60分)
150点満点(経営学部は120点満点、海洋政策学部は80点満点)
配点と出題形式は以下の通りです。※[ ]内は配点
大問 | 形式 |
---|---|
第一問 | [80] 内容説明/漢字 |
第二問 | [40] 現代語訳/内容説明/和歌解釈/文法/文学史 |
第三問 | [30] 書き下し/現代語訳/内容説明 |
神戸大学 国語の目標得点率
こちらの記事で詳しく解説していますが、共通テストの点数がボーダー得点率と同じとした場合、神戸大学の二次試験での最低得点率は50%~60%ほどです。
なので、国語が得意な人は7割、英語が苦手な人でも5割を目標点数として過去問演習をしましょう。
神戸大学 国語の大問毎の傾向と対策&おすすめの参考書
ここからは神戸大学の国語の大問毎の傾向と対策、おすすめの参考書を紹介していきます。
第一問<現代文>の傾向
小問数:5問
出題形式:内容説明/漢字
空欄補充問題はなく、全て記述式の小問になっています。問題文も6ページと、かなり長い文章です。
内容は評論文で、2022年度では哲学や文学を扱った人文科学分野をテーマとしたものが出題されており、難易度は高いです。
記述形式の問題で、かつ指定されている字数も160字とかなり多い文字数を求める問題も見られます。難解な文章でも、因果関係や、筆者の主張がなされている根拠を文中から探し、自分なりにつなぎ合わせて解答する力が求められます。
また、漢字問題も出ているので、選択肢に頼らず自分で漢字を書けるように練習をしておく必要があります。
第一問<現代文>の対策&おすすめの参考書
①普段から、文学、哲学、経済学など幅広い内容の評論文に触れておくことが大切です。『読解を深める 現代語単語 評論・小説』などを使い、難解な単語の意味を知っておくと、文章の理解度も確実に変わるでしょう。
②また、漢字の問題を確実に得点するために、『大学入試に出た核心漢字2500+語彙1000』などで頻出の漢字もマスターしておきましょう。
③神戸大学の現代文はかなり難解なものが出題されるので、『実践演習 完成現代文』『入試現代文へのアクセス 発展編』などの本番に近いレベルの文章で演習を行いましょう。
第二問<古文>の傾向
小問数:6問
出題形式:現代語訳/内容説明/和歌解釈/文法/文学史
内容は古文で、2022年度は『伊勢物語』から出題されています。文章の長さは1ページ強と標準的な長さではありますが、敬語が多く使われており、また主語がよく変わるため、登場人物と主語をきちんと把握しておく必要があります。
また、2022年度では和歌の口語訳の問題も出題されており、和歌特有の修辞技巧や句切れを意識して読む力も必要です。
さらに、文法問題も出題されており、ここで失点すると他の受験生に大きく差をつけられてしまうので、失点しないよう文法問題の復習をしておくことが大切です。
第二問<古文>の対策&おすすめの参考書
①古文単語の復習に、『古文単語330』などを使い、覚えられていない単語がないか確認しておきましょう。
②また、文法問題も必ず得点するために、持っている文法書の隅々まで確認しておいてください。
③古文読解に慣れるために、『中堅私大古文演習』『実践演習 完成古文』などの難易度の高い文章にたくさん触れておきましょう。問題を解く際、必ず主語を意識して読むことを心がけてください。
第三問<漢文>の傾向
小問数:4問
出題形式:書き下し/現代語訳/内容説明
内容は漢文で、2022年度は1ページで、標準的な分量となっています。
書き下し文を読ませる問題は必ず得点してもらいたい問題です。さらに、現代語訳をさせる問題もあり、一つひとつの文章を理解し、文全体の流れを掴む練習をしておく必要があります。リード文がある場合にはそれも必ず読み込んでから読み始めることも大切です。
また、記述問題では指定の文字数が50字とかなり長い記述が必要になりますが、主語、述語など必要な情報を抜けもれなく書けばそこまで字数が余ることはないはずですので、書くべき情報を過去問の解答などを見て書けるよう練習をしておきましょう。
第三問<漢文>の対策&おすすめの参考書
①漢文の知識に関しては、「漢文早覚え速答法』などで句形や漢字の読み方などを再確認しておきましょう。白文であっても書き下し文を書けるようになればなお良いでしょう。
②漢文の読解に慣れるために、共通テストやセンター試験の過去問を使って練習しておきましょう。その際、選択肢に頼りすぎずに、自分で答えを一度考えて書いてみるのがおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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