ここ数年注目度の高い大阪公立大学ですが、過去問を見ても「何を対策すれば良いか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
このページでは、大阪公立大学の英語の入試傾向を紹介し、目標点数や対策、おすすめの参考書などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください!
このページでは以下のような疑問を解決できます↓
- どんな問題が出題される?
- 難易度は?
- おすすめの参考書は?
- 対策は何をすれば良い?
このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてみてください!
大阪公立大学のレベルを解説した記事はこちら↓
目次
大阪公立大学 英語の配点・出題形式
試験時間:100分
100点満点
配点と出題形式は以下の通りです。※[ ]内は配点
大問 | 形式 |
---|---|
第1問 | 長文読解[35] 空所補充/内容説明/並び替え/和訳/内容一致 |
第2問 | 長文読解[35] 空所補充/内容説明/並び替え/和訳/内容一致 |
第3問 A (選択) | 和文英訳[30] |
第3問 B (選択) | 和文英訳[30] |
大阪公立大学 英語の難易度・目標解答時間
大問毎の難易度と目標解答時間の目安は以下の通りです。
大問 | 難易度 | 目標解答時間 |
---|---|---|
第1問(長文) | やや難 | 30分~40分 |
第2問(長文) | 標準 | 20分~30分 |
第3問 A(英訳) | やや難 | 20分~30分 |
第3問 B(英訳) | やや難 | 20分~30分 |
長文の読みやすさは標準レベルですが、単語量の多さ・設問の難易度を考慮してやや難とした大問があります。
特に第1問は約800単語とかなりの単語量です。
また、第3問の和文英訳は問題の日本語文を逐語的に英訳するよりも、一度書きやすい日本語に置き換えてから英訳する必要があります。
大阪公立大学 英語の目標得点率
こちらの記事で詳しく解説していますが、共通テストの点数がボーダー得点率と同じとした場合、大阪公立大学の二次試験での最低得点率は50%~60%ほどです。
なので、英語が得意な人は7割、英語が苦手な人でも5割を目標点数として過去問演習をしましょう。
大阪公立大学 英語の大問毎の傾向と対策&おすすめの参考書
ここからは大阪公立大学の英語の大問毎の傾向と対策、おすすめの参考書を紹介していきます。
第1・2問<長文読解>の傾向
小問数:6問~7問
出題形式:空所補充/内容説明/並び替え/和訳/内容一致
出題形式からも分かる通り、文法や知識を問う問題よりも内容把握力を問う小問がほとんどを占めています。
また、第1問:約800単語/第2問:約600単語と、単語量が非常に多いのが特徴で、出題されている単語のレベルも比較的高いものが多いです。
competitive, chronic, recruit, wage, advocate, compliance, white-collar, prestigious, subordinate, administrative など
上にあげたように、ハイレベルな単語が頻出していることが分かります。
また、第1問のみ注釈が英→英で書かれています。(第2問は英→日)
単語数・単語の難易度に加えて、設問には内容把握力を試す良問が並んでいます。
「一文を正確に訳す精読力」と「英文全体の流れを把握する読解力」が求められます。
下線部和訳問題は、特別難しい構文が出題されているわけではないので、正確にSVOCを判断できれば正解できます。
第1・2問<長文読解>の対策&おすすめの参考書
①大阪公立大学の英語で最も必要とされるのは、確かな語彙力です。「ターゲット1900」などの2000語レベルの単語帳は必ず意味を完璧に言えるようにしておきましょう。
②次に、「入門英文問題精講」などで構文の知識と文構造の把握をマスターし、一文を正確に訳す力をつけましょう。下線部和訳問題にはこれで十分対応できます。
③最後に、「英語長文ポラリス(2 応用レベル)」や「やっておきたい英語長文500」などの本番に近いレベルの文章で全文和訳を行うのがおすすめです。自分の和訳と解説の和訳を照らし合わせることで自分の足りない部分に気づくことができ、文脈の把握能力が上がっていきます。
第3問<和文英訳>の傾向
ここからは和文英訳の傾向と対策を見ていきましょう。
小問数:1問
第3問 Aか第3問Bの選択は学部ごとに指定されています。
問題文自体がこなれた日本語で書かれているため英文に訳す際に難しさがありますが、標準的な出題形式であると言えます。
語数制限は指定されていないので、本番の解答欄に合わせて語数を調整する必要があります。
現役生の場合、英作文の対策まで手が回らない人も多いと思いますので、最低限やっておいてほしい対策を次にまとめておきます。
第3問<和文英訳>の対策&おすすめの参考書
①まずは英作文の表現のパターンを「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」などでインプットしましょう。
「AはBによって決まる」⇒ “A depend on B” のようにある程度のパターンを持っておくことが第一です。
また、この参考書では受験生が陥りがちなミスも取り上げて解説してくれているため、間違いのパターンに気づくこともできます。
②あとは過去問などで和文英訳の問題演習を積みましょう。できれば先生に添削をしてもらうと良いです。
この際、「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」に何度も立ち戻って表現を定着させることを意識しましょう。
大阪公立大学 英語の入試対策まとめ
ここまで大阪公立大学の英語の配点・難易度・目標解答時間・大問別対策などを見てきましたが、まとめると「単語力」と「読解力」がカギになります。
この二つは繰り返し学習すれば誰でも身に付けることができますので、このページで紹介した勉強法を参考にして学習を続けてください!単語力と読解力を身に付けられれば必ず合格点に届きます。
もちろん、読解力は単語・文法・熟語・構文の知識から底上げされるので、総合的かつ計画的な学習を心がけて頑張ってください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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