ここ数年注目度の高い大阪公立大学ですが、過去問を見ても「何を対策すれば良いか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
このページでは、大阪公立大学の国語の入試傾向を紹介し、目標点数や対策、おすすめの参考書などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください!
このページでは以下のような疑問を解決できます↓
- どんな問題が出題される?
- 難易度は?
- おすすめの参考書は?
- 対策は何をすれば良い?
このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてみてください!
大阪公立大学のレベルを解説した記事はこちら↓
目次
大阪公立大学 国語の配点・出題形式
まずは大阪公立大学の国語の配点や出題形式を見てみましょう。
試験時間:90分(文学部:120分)
100点満点(文学部:200点満点)
配点と出題形式は以下の通りです。※[ ]内は配点
大問 | 形式 |
---|---|
第1問 | 現代文[50] 内容説明 |
第2問 | 現代文[50] 漢字/接続詞補充問題/空欄補充/記述問題 |
第3問 A (文学部のみ) | 古文[A,B合わせて100] 現代語訳/内容説明/趣旨 |
第3問 B (文学部のみ) | 漢文[A,B合わせて100] 現代語訳/内容説明/書き下し/趣旨 |
大阪公立大学 国語の難易度・目標解答時間
大問毎の難易度と目標解答時間の目安は以下の通りです。
大問 | 難易度 | 目標解答時間 |
---|---|---|
第1問 | 標準 | 55分 (文学部の場合:45分) |
第2問 | 標準 | 35分 (文学部の場合:20分) |
第3問 A (文学部のみ) | 標準 | 文学部のみ:40分 |
第3問 B (文学部のみ) | 標準 | 文学部のみ:15分 |
大阪公立大学 国語の目標得点率
こちらの記事で詳しく解説していますが、共通テストの点数がボーダー得点率と同じとした場合、大阪公立大学の二次試験での最低得点率は50%~60%ほどです。
なので、国語が得意な人は7割、国語が苦手な人でも5割を目標点数として過去問演習をしましょう。
大阪公立大学 国語の大問毎の傾向と対策&おすすめの参考書
ここからは大阪公立大学の国語の大問毎の傾向と対策、おすすめの参考書を紹介していきます。
第1問<現代文>の傾向
小問数::5問
出題形式:内容説明
漢字や空欄補充問題はなく、全て記述式の小問になっています。
問題文も4ページ半と、比較的長い文章なのが特徴です。
内容は評論文であり、2022年度では評論家の思想を扱ったものが出題されています。哲学的な内容も含まれており、難易度は高いです。
評論文では、思想や比喩表現の内容を整理して、複数出てくる場合にはそれを比較することも大切です。
第2問<現代文>の傾向
小問数:7問
出題形式:漢字/接続詞補充問題/空欄補充/記述問題
漢字もマークではなく記述なので、普段からしっかり漢字を書く練習をしておくことが必要です。
内容は第1問と同じ程度の分量の評論文で、2022年度には法学を扱ったものが出題されています。
こちらも難易度は高めで、政治経済の知識がある方が読みやすい文章となっています。
第1・2問<現代文>の対策&おすすめの参考書
①普段から文学、法学、経済学あたりのテーマに触れておくと、難易度の高い文章でも入ってきやすくなるでしょう。
『読解を深める 現代文単語 評論・小説』などで知識を深めておきましょう。
②漢字も出題されるので、『大学入試に出た 核心漢字2500+語彙1000』などで漢字の語彙力もつけておきましょう。
③読解力もとても重要になってくるので、「実践演習 完成現代文」などの本番に近いレベルの文章で読解練習を行うのがおすすめです。
第3問 A<古文>の傾向
小問数:8問
出題形式:現代語訳/内容説明/趣旨
分量は3ページほどの、こちらも難易度の高い古文が出題されています。
リード文をしっかり読み、人物関係や身分の差などを理解することがとても重要です。
また、口語訳の記述では、主語などを抜け漏れなく書く必要があります。
また、人物の行動の理由を問う問題も出題されるので、誰が何をして、あるいはどこで何が行われていて、といった背景を掴むことも大切です。
第3問 A<古文>の対策&おすすめの参考書
①まずは古文単語をしっかり復習しましょう。『古文単語330』などで、忘れている単語がないかチェックしましょう。
②文法も、持っている文法書で確認しておきましょう。口語訳には絶対に文法知識が必要です。
③読解の練習を重ねることが大切なので、『実践演習 完成古文』など、本番に近いレベルの文章に慣れておきましょう。
第3問 B<漢文>の傾向
小問数:4問
出題形式:現代語訳/内容説明/書き下し/趣旨
3行ほどの漢文が出題されています。
難易度は中〜高くらいで、再読文字や使役など基本的な文法知識をしっかり定着させていれば、そこまで苦戦しないでしょう。
古文と同じく、リード文の情報をしっかり読み込むことも必要です。
第3問 B<漢文>の対策&おすすめの参考書
①漢文の知識は、古文よりも少ないため、復習もしやすいはずです。なので、『漢文早覚え速答法』などで白文になっても読む順番を理解できるよう復習しておきましょう。
②漢文の読解にも慣れるために、共通テストの過去問などで読解の練習をしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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