関西でも3本の指に入る難易度を誇る神戸大学。実際に過去問を見てみても「何をすれば良いかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか?
このページでは、実際に神戸大学に合格者も出した高校生専門塾シードタイムズが、過去5年間の神戸大学の物理の入試傾向を紹介し、目標点数や対策、おすすめの参考書などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください!
このページでは以下のような疑問を解決できます↓
- どんな問題が出題される?
- 難易度は?
- おすすめの参考書は?
- 対策は何をすれば良い?
このような悩みを持った受験生はぜひ参考にしてみてください!
神戸大学のレベルを解説した記事はこちら↓
神戸大学 物理の配点・出題形式
まずは神戸大学の物理の配点や出題形式を見てみましょう。
試験時間:60分(2科目:120分)
75点満点
過去5年の大問別の出題形式は以下の通りです。[ ] 内は配点です。
2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 2019 | |
---|---|---|---|---|---|
大問Ⅰ | 力学[25] | 力学[25] | 力学[25] | 力学[25] | 力学[25] |
大問Ⅱ | 電磁気[25] | 電磁気[25] | 電磁気[25] | 電磁気[25] | 電磁気[25] |
大問Ⅲ | 波[25] | 熱[25] | 熱[25] | 波[25] | 熱[25] |
大問毎の配点は毎年同じとなっていて、特に大問Ⅰ・Ⅱは毎年力学・電磁気分野からの出題となっています。
大問Ⅲは波か熱からの出題となっていて、原子分野からの出題は2018年に出題されたのが最後で、2019年以降は一度も出題されていません。
神戸大学 物理の難易度・目標解答時間
大問毎の難易度と目標解答時間の目安は以下の通りです。
2023年度の場合 | 難易度 | 目標解答時間 |
---|---|---|
大問Ⅰ(力学) | 標準 | 15分 |
大問Ⅱ(電磁気) | 標準 | 15分 |
大問Ⅲ(波) | やや難 | 20分 |
毎年、大問毎に難易度のバラつきがあり、2023年度の場合大問Ⅲがやや難しい問題となっていました。
一部ハイレベルな問題を除くと標準的なレベルの問題がほとんどで、基礎がしっかり定着している人は解きやすい問題が多いと思われます。
ハイレベルな問題よりも標準的な問題の正答率をしっかり意識して演習に臨むと良いでしょう。
また、小問数が少なく、時間には余裕がある場合が多いので焦らず正確に解くことを意識しましょう。
神戸大学 物理の目標得点率
こちらの記事で詳しく解説していますが、共通テストの点数がボーダー得点率と同じとした場合、神戸大学の二次試験での最低得点率は50%~60%ほどです。
なので、物理が得意な人は7割、物理が苦手な人でも5割を目標点数として過去問演習をしましょう。
また、先ほども述べましたが、目標得点率からみても完璧を目指すのではなく「解ける問題から解いていく」意識が重要になることが分かります。
神戸大学 物理の傾向と対策&おすすめの参考書
ここからは神戸大学の物理の傾向と対策、おすすめの参考書を紹介していきます。
難易度:標準
解答時間:1科目60分、2科目120分
①難問・奇問は出題されず標準的な良問が出題されるので、まずは標準的な問題集(「重要問題集」や「名門の森」など)を周回して解けるようにしておくことが必要です。
②導出過程が求められる問題では論理的に正しい解答を述べる必要があるので、普段から答案作成の練習をしておきましょう。できれば先生に答案を添削してもらうことが望ましいです。
③特に論述問題では単純な暗記ではなく公式や現象に対する深い理解が求められます。暗記している公式や解法を他人にしっかり説明できるかどうかを確かめてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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