本ページでは、神戸大学の受験生に向けて神戸大学の理系学部の入試情報・入試傾向・入試対策を解説します。
神戸大学は関西でも3本の指に入る難関国公立大学です。
合格するためには確かな戦略と対策が必要とされますので、しっかり情報を仕入れ万全の対策を期して受験に臨みましょう!
神戸大学の難易度を解説した記事はこちら↓
目次
神戸大学合格には、共通テストの対策が重要!
神戸大学に合格するためには、共通テストの対策が重要です!
その理由は、共通テストボーダー得点率が非常に高いことにあります。
二次試験の科目別対策の前に、まずはこのことをしっかり確認しておきましょう!
神戸大学の共通テストボーダー得点率は?
共通テストボーダー得点率とは、合格率が50%となる共通テストの得点率のことです。
ここで、神戸大学の理系学部のボーダー得点率を見てみましょう。
学部 | ボーダー得点率 |
---|---|
医学部 | 67%~86% |
工学部 | 73%~75% |
理学部 | 72%~76% |
国際人間科学部 | 74%~76% |
農学部 | 71%~74% |
海洋政策学部 | 71% |
上の表を見ると、神戸大学 理系学部のボーダー得点率は約70%~75%と、高い得点率が必要であることが分かります。
二次試験の対策も大事ですが、まずはしっかり共通テストの対策から行い得点率を安定させることが重要になります!
神戸大学の共通テストの配点は?
神戸大学には共通テストの点を圧縮して採点する、傾斜配点があります。
当たり前ですが、配点が大きいものから順に学習の優先順位が高いので、自分が志望する学部学科の傾斜配点を必ず確認するようにしましょう。
例)神戸大学 農学部の場合
共通テスト | 二次試験 | 計 | |
---|---|---|---|
理科 | 100 | 150 | 250 (29%) |
数学 | 50 | 150 | 200 (24%) |
英語 (リ) | 50 (10) | 150 | 200 (24%) |
国語 | 150 | ー | 150 (18%) |
社会 | 50 | ー | 50 (6%) |
計 | 400 (47%) | 450 (53%) | 850 |
上の表から分かることは、神戸大学 農学部の場合、共通テストで最も比重を占める科目が国語であるということです。
理系の受験生はどうしても学習時間が理系科目に偏りがちですが、国語の学習を怠ると共通テストボーダーに届かず志望校を下げることになるかもしれないので、しっかり対策する必要があると言えます。
また、学部・学科によって配点は全く異なるので、必ず志望学部・学科の傾斜配点を調べておくようにしましょう。
神戸大学の二次試験の対策
神戸大学の二次試験の目標点数は?
二次試験での目標得点率を、2022年度の合格最低点から割り出した目安がこちらです。
※共通テストの得点が共通テストボーダーと同じとしたときの、合格に必要な最低得点率を表示しています。
学部・学科等 | 共通テスト ボーダー | 二次試験 目標得点率 |
---|---|---|
国際⼈間科-発達コミュニティ | 73% | 50% |
国際⼈間科-環境共⽣-理科系受験 | 70% | 53% |
国際⼈間科-⼦ども教育 | 72% | 52% |
理-数 | 72% | 56% |
理-物理 | 74% | 53% |
理-化 | 74% | 52% |
理-⽣物 | 73% | 51% |
理-惑星 | 74% | 54% |
医-医 | 82% | 72% |
医-保健-看護学 | 66% | 45% |
医-保健-検査技術科学 | 68% | 43% |
医-保健-理学療法学 | 67% | 65% |
医-保健-作業療法学 | 67% | 35% |
⼯-建築 | 73% | 57% |
⼯-市⺠⼯ | 71% | 52% |
⼯-電気電⼦⼯ | 72% | 52% |
⼯-機械⼯ | 73% | 51% |
⼯-応⽤化 | 73% | 54% |
⼯-情報知能⼯ | 75% | 57% |
農-⾷料環境-⽣産環境⼯学 | 70% | 55% |
農-資源⽣命科-応⽤動物学 | 70% | 57% |
農-資源⽣命科-応⽤植物学 | 71% | 55% |
農-⽣命機能科-応⽤⽣命化学 | 71% | 62% |
農-⽣命機能科-応⽤機能⽣物学 | 70% | 57% |
海洋政策科-理系科⽬重視型 | 67% | 49% |
上の表から、共通テストの得点がボーダーに達している場合、二次試験での得点率は約50%~60%で合格できることが分かります。
過去問演習をする際にも重要になってくるので、自分の志望学部・学科の二次試験の目標点数は必ず確認しておくようにしましょう!
神戸大学の科目別の対策
ここからは過去5年間の神戸大学の過去問を研究したうえで、赤本よりも一歩踏み込んだ傾向と対策、勉強法を書いていきます!
神戸大学の英語
神戸大学の英語の入試対策については、こちらの記事でより深く解説しています!
ぜひご覧ください!
神戸大学の英語の傾向
難易度:やや難
大問数:4題(2020年度のみ3題だが、内容・分量に大きな変化はなし)
解答時間:80分
[1] 長文
[2] 長文
[3] 長文、会話文
[4] 英作文
神戸大学の英語の対策
①上の傾向を踏まえると神戸大学の英語の対策で最も大事なのはハイレベルな語彙力です!
「ターゲット1900」などの2000語レベルの単語帳を何周もして単語が完成されている必要があります。
②次に、内容一致や和訳、内容説明問題に対応できる長文読解力が必要です!
言い換えると、一文一文を正確に読み取り文脈を把握し、英文の内容を説明できる能力です。
この能力を身に付けるためには、文法(仮定法、関係詞など)や文構造(SVOC)、構文(倒置、否定など)の知識を定着させた後、長文の全文和訳をすることがおすすめです!
③最後に、時間内に解き切る力が必要です。
たくさん長文演習をこなし、読むスピードと解くスピードの両方を上げる必要があります。
神戸大学の数学
神戸大学の数学の傾向
難易度:やや難
大問数:5題
解答時間:120分(1題あたり約20分が理想)
神戸大学の数学の対策
①まずは「青チャート」などの典型問題を全範囲周回し、しっかり解けるようにしておく必要があります。
問題のレベルとしては青チャートと同じかそれ以上のレベルにはなりますが、小問の誘導に乗れば解答できることが多いです。
②次に、答案作成力を身に付ける必要があります。
論理的に正しい答案が書けないと、答えが分かっていても減点されるケースがしばしばあります。
普段から記述を意識して、問題集の解答をマネするまたは先生に添削してもらうことをおすすめします。
③最後に、試験時間内に解答するための計算力も必要です。
積分問題の四則演算や式変形などを素早く行える人は、検算を素早く行えます。これは単純に速く解けるというメリットだけでなく、色々な解法を試すための時間的余裕も生まれるという事。つまり、計算力は思考力に影響を与えているということです。
神戸大学の理科
解答時間:1科目60分、2科目120分
神戸大学の理科は標準的な問題が多く出題されていますが、どの問題も受験生の理解力を問う良問であると言えます。
単純な暗記に頼らず、理解することに重きを置いた学習が必要となります。
神戸大学の物理の傾向
難易度:標準
大問数:3題
解答時間:1科目60分、2科目120分
神戸大学の物理の対策
神戸大学の物理の詳しい入試対策はこちらの記事にて詳細に解説しております!
ぜひご覧ください!
神戸大学の化学の傾向と対策
神戸大学の化学の詳しい入試対策はこちらの記事にて詳細に解説しております!
ぜひご覧ください!
神戸大学に合格するには
高校生専門塾シードタイムズでは実際に神戸大学の合格者を出していますが、神戸大学に合格するうえで最も大事なのは計画性のある学習を継続することです!
難問はそこまで出題されず、標準的な問題集や単語帳を完成させられれば必ず合格できるので、しっかりとした戦略と計画に乗っ取った学習を心がけましょう!
神戸大学合格者の合格体験記はこちら↓
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